
気象予報士は春になると「桜の開花予想」でそわそわし始めます。
標本木の開花はいつになるのか、桜の名所の開花状況はどうか、アンテナを張り巡らせるのです。そして、いざ桜シーズンが到来すると桜の名所から中継で天気を伝えることも多くなります。2025年春は8回、2026年春は11回中継を行い、さらに休日にはプライベートでも桜を見に行きます。そんな福岡の桜名所を巡り巡った気象予報士がおススメする行って感動できる桜名所を紹介!
個人的福岡の桜名所5選
第5位 竈門神社


第5位は太宰府市にある竈門神社(かまどじんじゃ)です。
漫画「鬼滅の刃」の効果もあり、多くの人が参拝に訪れる神社です。実は神社のご神紋に描かれるなど桜が親しまれてきました。参道の両側に桜が植えられ、満開になると鳥居と重なるように咲き誇ります。神社と桜という日本らしい景色が広がり、心穏やかな気持ちにさせてくれます。桜にちなんだ特別な絵馬やお守りなど種類豊富な縁起物があり、それらを選ぶのも醍醐味の一つ。縁結びの神様ということで、桜の時期に参拝すると良い縁に恵まれそうです。
夜はライトアップが行われます。人手が一気に減るとともに参道の両側から桜を照らしだすので、神妙な雰囲気に変わります。強く照らされた満開の桜と鳥居に写る桜の影がいい味を出しています。人が減るので、じっくりと夜桜を眺められますよ。日没直後のブルーモーメントは深い青と桜のコントラストを作り出し、感動的です。
第4位 西公園



第4位は福岡市中央区にある西公園です。
福岡市の中心部にあり、福岡県で唯一「日本さくら名所100選」に選ばれているのが最大の魅力!満開になると約1300本の桜が咲き誇り、圧巻です。見どころは2ヵ所。坂と階段を登り切った所にある光雲神社前と「さくら谷」と呼ばれるエリア。西公園が小さい山にあるので、起伏に富んでいます。光雲神社前から大濠公園方面を一望しながら見下ろす満開の桜は絶景ポイント。「さくら谷」は斜面に沿って桜が生えているので上から下まで視界いっぱいに桜を見ることができます。
そして、嬉しいのは人が比較的少ない穴場スポットなこと。福岡市中心部にあるとはいえ、最寄りの地下鉄大濠公園駅から15分くらい歩きます。おそらく駅に近い舞鶴公園に人が吸い込まれるので、人混みを割と回避することができます。桜まつり期間中は出店も出ているので、福岡市内でもゆっくりと桜を満喫したい人は特におススメです。
ここも夜はライトアップが行われます。公園内には提灯などが設置されて、桜を照らします。「さくら谷」で夜桜を見ながらの宴会をするのも良し、階段の上からライトアップを見下ろして映えを狙うのも良し。何時に行っても楽しめます。
第3位 草場川桜並木


第3位は筑前町の草場川桜並木です。
草場川沿いにある全長約2.2㎞に及ぶ桜並木です。満開になると手前から奥まで桜が咲き誇り絶景が広がります。川沿いには菜の花も咲くので、菜の花の黄色と桜のピンク、空の青、土手の緑と非常にコントラストが美しい桜名所です。桜の枝の伸び方がきれいで、ちゃんと川の方向に枝が伸びるように管理されているのも高評価。写真映え間違いなし。
しかし、ここのメインは昼よりむしろ夜。ライトアップが行われ、昼とは全く違う表情を見せてくれます。周りに強い光がなく、夜空に浮かび上がるような幻想的な桜のライトアップが楽しめます。お花見にくるお客さんは夜の方が多い気がします。
気象予報士的なベストな時間帯は日没直後。わずか10分~20分程度ですが、薄明に照らされる様子とブルーモーメントに包まれていく様子を是非、目に焼き付けてください。
番外編 海の中道海浜公園

ランクインさせるか迷いましたが、紹介したい番外編は福岡市東区西戸崎にある海の中道海浜公園です。
広大な園内に多くの桜が植えられていて、のびのびとお花見ができますが、ここは桜だけではないんです。福岡にいるなら一度は見ておきたいのが、桜とネモフィラのコラボレーションが織りなす絶景です。青空の下ネモフィラの青、桜のピンクのコントラストに目を奪われます。
ネモフィラと桜の見頃が重なる4月上旬のわずか1週間程度しか見ることができない期間限定のコラボ。見ようと思っても、この時期は天気に恵まれないこともしばしば。桜の開花は近年、異常な早さの年もあり、見頃が重ならない可能性も。そう考えると奇跡の絶景です。桜だけなら3月末~4月上旬、ネモフィラだけなら4月上旬~中旬くらいがいいタイミングかと思います。ただし、この時期は駐車場が非常に混む(特に出口が)ので、午前中がおススメです。
第2位 小倉城




第2位は北九州市小倉北区の小倉城です。
北九州市のシンボルであり、福岡県唯一の天守閣でもある小倉城の城内はたくさんの桜が植えられています。お城を囲むように咲き誇る桜は天守閣と引き立てあって、圧巻です。桜の期間中は小倉城桜まつりも開催されて、露店が数多く出店します。露店からのおいしそうな匂いが辺りに漂い、ブルーシートを広げてワイワイ宴会をする人も多く、桜の時期は大賑わいです。
昼間の時間帯は存在感を放つ小倉城を背景に満開の桜を存分に楽しむことができます。お城×桜のコラボレーションは間違いないです。小倉城武将隊がお祭りを一層盛り上げていますよ。夜になればライトアップも行われます。カラフルに彩られた桜のトンネルとその向こうにそびえたつ小倉城。いつまでも眺めていられます。福岡県内でお城と桜を楽しめるのは小倉城だけ。毎年、多くの人で賑わっている名所です。
第1位 舞鶴公園




第1位は福岡市中央区の舞鶴公園です。
ド定番で申し訳ありませんが、それでもやはり1位に挙げたい福岡の桜の名所です。ソメイヨシノをはじめ約1000本の桜が植えられ、満開になると公園全体が桜色に染まります。福岡のお花見スポットとしては毎年見ておきたい桜です。鴻臚館広場(こうろかんひろば)、福岡城跡、三の丸広場など広い公園内に見どころがたくさんあって、一度では回り切れません。恒例の「福岡城桜まつり」が開催され、多くの露店が出店するほか、有料のライトアップエリアも存在します。地下鉄空港線の赤坂駅もしくは大濠公園駅から歩いて行けるアクセスの良さで、毎年超大賑わいとなっています。
上之橋~鴻臚館広場が定番エリアで、目の前まで枝が降りてきて、間近で桜を見られるほか、お堀の水面に反射した夜桜の様子も感動的です。気軽に写真だけ撮る人、露店で食事をしながら楽しむ人、シートを敷いて宴会をする人など色々な楽しみ方ができます。
ただし、ここは本当に人が多いです。ガヤガヤしているのが苦手な人もいるかもしれません。そんな人は少し奥まで進んで、三の丸広場や福岡城跡にいけば多少人が減って楽しめるのでおススメ。もしくは第4位で上げた西公園もゆっくり楽しむ人にはおススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私がおススメする福岡の桜名所5選は以下の通りです。
福岡でお花見をするときに悩んだら是非、これらのスポットに足を運んでみてください。